安心して食べてもらえるもを

僕の大好きだった(ケンカもよくした)、じいちゃんは、日本が高度成長を初めてから不動産業を初めて、地元の春日部から、まだまだ未開発の土地だった妻沼町(現在熊谷市に合併)に単身で向かい、妻沼町の開拓に貢献したすごい人だ。


戦争を経験し1日を生きる事さえ困難な時代を生きた人は根性(ハングリー精神)や信念のようななものが、明確で行動力も目的を実現させる力も強いように今になって思う。


じいちゃんは、晩年糖尿病になり、そこから胃癌、肺癌、大腸癌、すい臓癌…全身に転移していって病院で生涯を終えた。


お見舞いにいくたびに、僕の事を心配してくれたり、時には尋常じゃない苦しい姿もみた。

ただ、一番記憶に残っているのは、意識が混濁しているなか、ベットから降りて立ち上がり、『親方❗ここはこのぐらい掘ればいいですか?よいしょ、よいしょ』

仕事をしていたのだろうと思う、この身体の状況でも無意識に仕事をしようとするじいちゃんに涙がでた…


僕は、生まれ育ったこの春日部市武里を少しでも元気になるように仕事に力をそそごうと思っている。


じいちゃんに負けないくらい、天国に轟く位の心持ちで頑張ろう。


困難がたくさん畳み掛けてきても負けない信念をもって突き進もうと思う。




武里はお年寄りが多く住んでいる。


だから、美味しいだけではなく、健康にも配慮された食事を提供していきたいと考え、実現に向けて一歩ずつ歩を進めている。


もちろん、年代を問わず長い目で見て健康の増進に寄与できるものを必ずつくってみせる。


明日、製薬会社のかたと打ち合わせをする。

話がまとまり、試作がうまくいけば、本当に『うどんを超えた至高のうどん』が作れると信じている。


明日も精一杯、生きる。